フランソワ・一閑は1957年(昭和32年)、徳山銀南街に和洋菓子店曽呂利(そろり)として開業した老舗です。下松住民も曽呂利のお菓子といえば憧れでした。周南・下松エリアの中で、本格的に生クリームを使い始めたのもこのお店です。写真はフランソワのロングセラー商品、チーズケーキ。クリーミーなコクがたまりません。
「当店は創業当時から生ケーキ、シュークリーム、バターケーキ、羊羹、上生菓子、朝生菓子など多彩なお菓子を取り揃え、地域のお客様に愛されるよう努めてまいりました」と(株)曽呂利社長の河村知行さん。2代目社長になる河村さんは数年前まで徳山高専の助教授だったそうです。計算機科学がご専門の理学博士です。受験勉強中にフランソワのお菓子を食べるとご利益がありそう!?
「地域に根ざしたお店をモットーにしています。地元商工会議所のパラボラ会という交流会がきっかけで、周南市の酒造メーカー山縣本店さんと提携した新商品も開発しました」と河村社長。山縣本店の芋焼酎「要助(ようすけ)」を使い2008年9月から売り出したユニークな商品が上の写真の焼酎ケーキ 要助 です。筆者の知り合いは何も知らずに食べて「ハーブの香りがするね」といっていました(笑)。お酒を飲まない人なので勘違いしたのだと思いますが、それほど品がいい香りです。ご進物用の箱を買い、自分用にもバラで買うお客さんが多いというのもうなずけます。
こちらは和菓子の詰め合わせ草木菓 (そうもくか)。和菓子のブランド名は山陽路一閑(ひとりしずか)になります。カラフルに個別包装されているので、開けるときにどんな和菓子が出てくるかワクワクしますね。
広い店内はゆったりと品物選びができます。モールやアルクで買い物したついでに気軽に立ち寄れます。実は、フランソワ・一閑にはすごいサービスがあるんです。それは、フランソワ・一閑各店とその配送経路より車で片道10分以内のエリアの方には、フランソワの冷蔵車で商品を宅配してくれるというものです。地域に根ざすという河村社長の言葉が、単なるリップサービスではないと感じました。
●店名:フランソワ・一閑(ひとりしずか)下松店
●住所:山口県下松市西柳2-2-37
●TEL:0833-43-6696(携帯のみクリック可)
●営業時間:9:30 ~ 19:00
●定休日:なし