徳山下松港第二埠頭にかつてない超巨大船が現れました。この船は川崎汽船の大型自動車専用船「HAWAIIAN HIGHWAY(ハワイアン ハイウェイ)」です。一度に何と7,500台もの自動車を輸送できます。つい先日、新来島どっくで竣工したばかりの新品ピカピカです。今回は、日立笠戸事業所の英国向け高速鉄道車両Class 800を積み込むために下松にやってきました。
HAWAIIAN HIGHWAYなんてまるで豪華客船の名前のようですが、この命名は川崎汽船(株)IR・広報グループの方によると「2008年から毎年、船名の頭文字にアルファベットのAから順に使っておりまして、今年はHの年にあたります。Hのつく名前の候補から、ハワイへの憧れ、青い海、青い空をイメージしてHAWAIIANといたしました。続くHIGHWAYは当社自動車専用船のシンボル名です」とのことです。
それにしてもデカイ!全長は200m弱、全幅は37~38mもあるとのことです(詳細スペックを問い合わせ中ですので、次回の記事でお伝えします)。ちなみに、これはオーバーパナマックス型という形式で、パナマ運河が通過できる全幅:32.3mを超えるという、ありえないサイズです。川崎汽船では10隻のオーバーパナマックス型を作る計画で、HAWAIIAN HIGHWAYはその第一船になります。
船の後部にある積載口です。人がまるでアリにしか見えませんね。この日第二埠頭は、マスコミの取材の他、神戸から来たという船舶ファンなどが盛んにカメラのシャッターを切っていました。
イギリス高速鉄道用の日立笠戸事業所製造のClass 800の車両1編成5両が積み込まれました。最後にその様子をYouTube動画でご覧ください。