WHO(世界保健機関)は6月12日、新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)の警戒レベルをフェーズ6のパンデミックであると宣言しました。新型インフルエンザの病原性の強弱は「中度」とされていますが、重症(強毒性)に変化する可能性は捨てきれません。6月11日11:00 現在の山口県内の累計患者数は4名です。
WHO(世界保健機関)の2005 年版分類によるパンデミックフェーズ
1. フェーズ1 (前パンデミック期)
ヒトから新しい亜型のインフルエンザは検出されていないが、ヒトへ感染
する可能性を持つ型のウイルスを動物に検出。
2. フェーズ2 (前パンデミック期)
ヒトから新しい亜型のインフルエンザは検出されていないが、
動物からヒトへ感染するリスクが高いウイルスが検出。
3. フェーズ3 (パンデミックアラート期)
ヒトへの新しい亜型のインフルエンザ感染が確認されているが、
ヒトからヒトへの感染は基本的にない。
4. フェーズ4 (パンデミックアラート期)
ヒトからヒトへの新しい亜型のインフルエンザ感染が確認されているが、
感染集団は小さく限られている。
5. フェーズ5 (パンデミックアラート期)
ヒトからヒトへの新しい亜型のインフルエンザ感染が確認され、
パンデミック発生のリスクが大きな、より大きな集団発生がみられる。
6. フェーズ6 (パンデミック期)
パンデミックが発生し、一般社会で急速に感染が拡大している。
7. 後パンデミック期パンデミックが発生する前の状態へ、急速に回復している。