ロイターによると、世界中で大規模サイバー攻撃が発生しており、日本国内でも多くの企業で被害が発生。日立製作所も攻撃を受け障害が発生したそうです。
感染のパターンは、メールの添付ファイルを開くと感染するとされ「出張の件」「最新の役員表」などいかにも業務らしい表現をしていますが、増えているのは「先日の商品発表会について質問」「研究会入会について」「作業日報を送ります」などと、具体的な業務に関係するような内容のものまであるそうです。気をつけましょう。
大規模サイバー攻撃、150カ国20万件以上で被害 拡大の恐れも
[ワシントン/フランクフルト 14日 ロイター] - 世界的に広がっている大規模なサイバー攻撃で、欧州警察機関(ユーロポール)のトップは14日、被害が少なくとも150カ国で20万件に達し、週明けの15日には件数がさらに拡大する可能性があると明らかにした。攻撃には、パソコンを感染させ、復旧と引き換えに300ドルから600ドルの支払いを要求する「身代金(ランサム)ウエア」が使われ、企業や病院、学校などが被害を受けた。ルノー(RENA.PA)は13日、自社システムにランサムウエアが拡散するのを防ぐため、仏サンドヴィルとルーマニアの工場で生産を停止したと発表。日産自動車(7201.T)でも英北東部サンダーランドの工場が標的となったが、広報担当者は「当社のビジネスに深刻な影響はない」としている。(以下略)
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日立もサイバー攻撃受ける
日立製作所は15日、サイバー攻撃を受けて社内システムに障害が発生していると明らかにした。世界各地で同時多発した大規模なサイバー攻撃と同じウイルスで、メールの送受信が困難になり、添付ファイルも開けないといった問題が起きた。国内外のどのパソコンが感染したかを調べている。日立のシステムが攻撃を受けたのは先週末以降とみられる。日立は対策チームを立ち上げ、既に一部は復旧しているという。今回の大規模なサイバー攻撃では英国での被害が大きかった。日立は英国で鉄道事業を手掛けており、被害の有無を含めて詳細な確認を急いでいる。
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