12月6日の夜に、周南市須金地区で、6年に1度開かれる奇祭「広実(ひろざね)申し」が行われました。平家の落ち武者伝説を今に伝えるお祭りです。
平家物語の影響で、平氏の人気は源氏よりないように思われがちですが、平氏も源氏も系統がいくつかあり、またそれぞれが複雑な縁戚関係をもっています。鎌倉幕府は、源頼朝以来三代は源氏でしたが、その後を治めた北条は平氏です。
写真の日本三大大鎧の一つ「赤糸威大鎧」は、関東八平氏の畠山重忠のもので、平氏の象徴である「赤」が印象的です。畠山重忠は鎌倉幕府創建の立役者の一人で鎌倉御家人でした。