米Lytro社が6月22日、撮影した後からピントを自由自在に合わせられるデジタルカメラを開発していると発表しました。
なにはともあれデモをご覧いただくのがわかりやすいと思います。
http://www.lytro.com/picture_gallery
写真内の好きな位置にカーソルを合わせてクリックすると、そこにピントが合います。それだけでなく、ピント位置を中心にして奥行き前後のボケ具合が再構成されているのがわかります。
面白い!
きれい!
そして、とんでもなく画期的!
理論的には、光の光線の色、強さ、ベクトル方向を記録することにより、後からソフトウェアでピント調整を可能としたものです。同社はこのコンセプトをライトフィールド(The light field)と呼び、カメラの名前もライトフィールドカメラ(light field camera)と呼んでいます。
年内に発売する予定らしいですが、画素数は?感度は?データ量は?被写界深度の調整は無限なのか?など興味は尽きません。カメラ内に加速度センサーを付ければ手ぶれも再計算して直してくれるんじゃないかとか、夢を掻き立てます。