防災ヘリ「きらら」JA21YAが救助した山中での事故の様子

「下松市上空を山口県の防災ヘリJA21YAが長時間旋回中」の記事および続報の続きです。

JA21YA
下松市消防本部によると「下松市吉原の円成寺から2kmほど入った登山道で、3名の方が故障した軽4の車を押していたところ、車が斜面から転がり、2名の男性が木に挟まれてけがをした」ということです。


119番通報で消防本部の隊員がすぐさま駆けつけ、昼の12:00頃には救出しました。しかし、その場所から搬送しにくいことから、山口県の消防防災ヘリコプター「きらら」の出動を要請、宇部空港からわずか15~20分で到着し、その後、徳山中央病院に搬送したそうです。到着は早かったのですが、救助する場所が番地もない木々に囲まれた辺鄙な所で、ヘリは場所を特定するのに数十分の時間を要したようです。ただ幸いなことに、2名の男性はともに軽傷で、その日のうちに病院から帰宅されたそうです。

山口県消防防災ヘリコプター「きらら」

それにしても、宇部空港から15~20分で下松市まで到着するとは凄いですね。調べると、このヘリの最高速度は278km/hだそうです。下松 ― 宇部は車だと高速を使って約1時間半です。一直線で、渋滞も信号もないとはいえ、ヘリだとあっという間なんですね。

住みよい街、西日本No.1の下松市の、県を含めた救急体制の良さを、垣間見た気がします。