日立の英国高速鉄道、初日にトラブル

日立_Class800_GWR
下松市の日立製作所笠戸事業所から順調に出荷されている英国高速鉄道ですが、現地のイギリスで16日、都市間高速鉄道の営業運転開始に伴い、いくつかのトラブルが発生しました。技術的なトラブルだということですが、日本の技術力神話を背負う日立だけに心配です。このトラブルが下松市の工場由来のものか、現地日立工場によるものかは明らかになっていません。


下松市では最近、街中でも外国人労働者を見かけることが増え、日立でも300人以上の外国人労働者がいるようです。トラブルと外国人労働者が増えたことに因果関係があると確認されたわけではありませんが、他社の過去の例から見ても因果関係はないとも言い切れません。誤ったグローバル化がどれだけ日本の製造業を蝕ばみ、日本人雇用を減らし社会構造を変化させたか・・・日立がその轍を踏まないことを願いたいものです。

出荷を待つ日立Class800

【ロンドン共同】英国で16日に営業運転が始まった日立製作所の都市間高速鉄道車両で、技術的な問題により最大数十分の遅れが出たり、水漏れが発生したりするトラブルが起きた。日立はツイッターで利用者に謝罪し「改善に取り組む」と誓った。日立は技術的な問題の詳細を明らかにしていない。座席の上のエアコンから水が漏れ出る写真などがソーシャルメディアで拡散した。車両だけでなく保守業務も担う日立は日本で培った定時運行のほか、車内の快適性もアピールしている。