「YAMAGUCHI 下松シネマトーク」が1月19日(日)、画材屋Rで開催されました。主催者の中元フミヅキさんのfacebookの告知を見て「こりゃあ参加しちゃらんにゃあ、いけまあ!」と熱いハートで来られた方や、プロの映画コメンテーターも参加して、なかなかの白熱教室でした。
途中、画材を買いに来たお客さんが面白そうだと飛び入り参加し、トークがさらにヒートアップ。予定を1時間延長するほどの盛り上がりでした。飛び入りの男性が「ウィノナ・ライダーが出演するオムニバス映画が好きで、えーと、タイトルは思い出せないのですが」と話せば、すかさず「検索してみましょう。ジム・ジャームッシュ監督の『ナイト・オン・ザ・プラネット』でしょう」「それそれ!」とまるで知り合いだったかのような見事な流れ。みなさん時間になっても話し足りなさそうでした。
下松だとほとんどの場合、こうした文化的なものは消費者としてしか接することができませんが、目の前で業界裏話や映画の思い入れなどを聞くと、新しい感慨が生まれます。文章や映像では伝わらない、生のコミュニケーションだけが伝えられる映画の魅力を感じる時間でした。
参加した映画コメンテーターの大橋広宣さんは「こんなこと下松ではありませんでした。こういう仲間と楽しい時間がもててうれしいな」と話していました。
写真は下松のケーブルテレビ「Kビジョン」栗原慧さんのインタビューを受ける中元フミヅキさん。中元さんは「こうしたイベントで映画をもっと好きになってもらえればうれしい。次は3月か4月に開催したいです」と今後の意欲を語っていました。
なお、このもようはKビジョンの「タウンニュース」で1/20に放送されるそうです。