獺越(おそごえ)で獺祭(だっさい)の「限定品」 を入手 2/2

獺祭 発泡にごり酒 磨き二割三分 シャンパン瓶

獺祭 発泡にごり酒 磨き二割三分 シャンパン瓶

前回に続き>で、入手したのは「獺祭 発泡にごり酒 磨き二割三分 シャンパン瓶」というクリスマス時期の限定品です。「獺祭 発泡にごり酒」は50と磨き三割九分の2種類の定番商品がありますが、米を二割三分まで磨いた発泡にごり酒はこの時期だけです。一般の酒屋さんにはほとんど並びません。

飲み頃

飲み頃

パッケージには「12月23日から2週間が飲み頃」と書いてあります。たった2週間なのにはわけがあります。火入れをしていないので酵母が生きているのです。お酒は発酵が進行中で、保存も-5℃~+2℃に保たなければならないという、非常にデリケートなお酒なのです。開ける時にも細心の注意が必要で、1日以上冷えた状態で静かにし、オリを沈ませておきます。

そして開ける時は、栓を素早く抜きます。こうしないとオリが炭酸ガスを誘発し、シャンパンのように瓶からあふれてしまいます。筆者も慎重に行いましたが、栓を抜いて5秒のタイムラグで泡があふれ始め、大慌てでグラスに注ぎました。こぼすともったいないですからね。

グラスに注いだ獺祭

グラスに注いだ獺祭

グラスに注いだ「獺祭 発泡にごり酒 磨き二割三分」は美しい乳白色で泡立っています。飲んでみると、最初は口の中いっぱいにきめ細かい炭酸の刺激が広がり、次に超淡麗かつ芳醇な、“磨き二割三分”らしい香りが広がります。肉料理と合わせてみましたが、ほんの少量で口の中の肉の脂を一気に流す力がありました。甘さは強くなく、料理によく合います。例によって、スイスイ喉を通って行きます。時々出会うオリがまた美味しいのです。

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