ビデオニュースドットコムがYouTubeに投稿した動画「原発避難区域は犬や牛の群れが闊歩する無法地帯に」が福島原発のリアルな恐怖を伝えています。
2人の取材者が、車で原発に近づいて行きます。あたりは地方都市によくある“のどかな光景”。しかし、ところどころで大きく割れた道路、野生化したペットや家畜が、避難区域の異常さを伝えています。そして何より異常なのは、耳をつんざく2種類のガイガーカウンターの警告音です。ビデオの最後では113μ㏜/hの高い数値にまでなっています。
なお、取材時である4月6日の文科省発表の環境放射能水準調査結果では、福島県の環境放射能は2.40~2.50μ㏜/hです。注釈には、「福島県では、双葉郡のモニタリングポストが避難区域に入っており、測定が困難であるため、代替地として福島市紅葉山局モニタリングポストで測定。また、福島県のデータは本日19時までに入手したものを掲載。」とあります。しかし、避難区域内で作業している方は絶えず居て測定し続けているはずです。あえて避難区域内の刺激的な数値の公表を避けているのではないか? と勘ぐってしまうのは筆者だけだしょうか?